韓国新人劇作家シリーズ第7弾
日韓の演劇の今を見つめ、
未来につなげる。
2023
7.13-17
韓国の新人作家の登竜門「新春文芸」受賞作品を翻訳・上演する韓国新人劇作家シリーズ。
現代の韓国の新人劇作家による5作品を中心に、作品上演/トークセッション/レクチャーなどを通して、日韓の演劇交流を図り、
現代社会の抱える問題を共有し相互理解を深めること、未来を考える場をつくります。
第7弾となる今回は、7月13日(木)〜17日(月)に北とぴあ(東京都北区)にて作品上演を行います。

プログラム作品上演

上演期間

7月13日(木)〜17日(月) 会場:北とぴあ15階ペガサスホール

PROGRAM A

罠/덫

あなたは、どんどん罠に嵌って行く!

閉店時間の近づいたデジタルカメラの販売店。一人の客が入ってきて、昨日ここで買ったカメラの交換を求める。消費者及び善良な市民としての権利を、強引に主張する客と、その酷いわがままに手を焼く販売員。商品の交換をめぐる攻防は、やがて、条理と不条理を行き交いながら混迷を極めていく。ついには、警察官まで呼び出され、客VS販売員と警察官の熾烈な闘いが、際限なくエスカレートしてゆく―この戦いの勝者は誰?(韓国日報 新春文芸戯曲賞受賞)

作:ホ・ジンウォン 허진원  翻訳:金世一
演出:吉村ゆう(劇団東京ハイビーム)

上演日

7月13日(木)19:00

7月14日(金)19:00

7月15日(土)19:00

7月16日(日)15:00

7月17日(月)11:00

 

キャスト:

小林エレキ

小林エレキ

生井みづき

生井みづき

厚木拓郎

厚木拓郎

大月秀幸

大月秀幸

   

PROGRAM B

秋雨/가을비

美しい舞台に広がる悲しい物語

一家の父親は童謡の作曲家で彼の歌は有名な童謡大会で賞を取ったこともあった。しかし、一家は経済危機で離散。娘は、家出をした少年が引いてきた客を相手に、妻も老人を相手に栄養ドリンクと共に体を売っている。場末のホテルで起こった連続殺人事件をめぐる、数奇な家族の物語。Miryang International Performing Arts Festival 2012 作品賞・演技賞受賞作。(釜山日報 新春文芸戯曲賞ノミネート)

作:ジョン・ソジョン  정소정
翻訳・演出:金世一 (劇団世 amI)
音楽:三角真一

上演日

7月13日(木)19:00

7月14日(金)19:00

7月15日(土)15:00

7月16日(日)11:00

7月17日(月)15:00

 

キャスト:

戸澤真治

戸澤真治

手塚紀乃

手塚紀乃

上杉達也

上杉達也

森島隆博

森島隆博

   

智恵

智恵

片嶺穂乃佳

片嶺穂乃佳

柳沼裕太

柳沼裕太

   

   

PROGRAM C

変身/변신

なぜ、変わるのか?

ソウルでは、人がモノに変身する現象が広がっている。中央変身対策管理本部が置かれ、変身したモノ達を安全に保護し、家族の元に届ける業務を行っている。その日、対策本部を訪れた男は、自分の家を探してほしいと言う。変身し元の姿に戻ったら、家族がいなくなってしまっていた。調査員と共に、男は記憶をたどる―(ソウル新聞 新春文芸戯曲賞受賞)

作:イ・シウォン 이시원  翻訳:李知映
演出:鹿目由紀 (劇団あおきりみかん <名古屋>)

上演日

7月14日(金)15:00

7月15日(土)19:00

7月16日(日)11:00、19:00

7月17日(月)11:00

 

キャスト:

今津知也

今津知也
(オレンヂスタ)

カズ祥

カズ祥

川本麻里那

川本麻里那

   

   

みちこ

小野寺マリー

小野寺マリー
(優しい劇団)

とみィ

とみィ

   

   

【出演者変更のお知らせ】

「変身」のキャスト真崎鈴子が、体調不良のため、やむなく出演を見合わせることになりました。 つきましては、真崎鈴子に代りまして、劇団あおきりみかんのみちこが出演の運びとなりました。

PROGRAM D

名誉かもしれない、退職/명예로울지도 몰라, 퇴직

哀しくも可笑しい心理戦

とあるコーヒーショップで、会社の上司の部長から呼び出され、部長を待っている3人のサラリーマン(キム課長、ジョン代理、パク・インターン)。どうやら自分たちの内、誰か一人だけがリストラされることになっているらしい。互いに空気を読み合いながら、自分だけはクビにならないよう、それぞれに相手の一人を味方にしようとせめぎ合う。サラリーマンたちの悲しくもおかしい会話劇。(慶尚日報 新春文芸戯曲賞受賞 )

作:キム・ヨンミン 김연민  翻訳:李知映
演出:金子賢太朗(劇団演人の夜)

上演日

7月14日(金)15:00

7月15日(土)15:00

7月16日(日)15:00

 

キャスト:

 
大井克弘

大井克弘
(FIFTH Units /fragment edge)

関 信豊

関 信豊

竹園和馬

竹園和馬

   

   

PROGRAM E

パパのパパごっこ/아빠들의 소꿉놀이

この芝居は大人達のごっこ遊びです。

ある日、職を失ったヘコミは家に帰れず公園を徘徊していると、ベテラン失業者のハゲと知り合う。二人は互いに同情し慰めあい、ヘコミは再就職まで耐えるノウハウをハゲから学ぶことになる。一方、ヘコミの妻であるボブは夫が失業したことに気づいたが、夫が落ち込むのではないかと心配し気づかないふりをするも、なかなか難しい。そんな時、ハゲの妻のパーマにしらを切るノウハウを伝授してもらうことになるが…(ソウル新聞 新春文芸戯曲賞受賞 )

作:オ・セヒョク 오세혁 翻訳:金世一
演出:ファン・ユンドン(劇団Gongter DA<韓国>)

上演日

 

7月16日(日)19:00

7月17日(月)15:00

 

キャスト:

イム・ドヨン

イム・ドヨン

ジョン・ホジェ

ジョン・ホジェ

イ・ジョン

イ・ジヨン

   

   

【公演日程】各回2本立て
7月13日(木)19:00(A・B)
7月14日(金)15:00(C・D)/19:00(A・B)
7月15日(土)15:00(B・D)/19:00(A・C)
7月16日(日)11:00(B・C)/15:00(A・D)/19:00(C・E)
7月17日(月)11:00(A・C)/15:00(B・E)
A『罠/덫』(演出:吉村ゆう)
B『秋雨/가을비』(演出:金世一)
C『変身/변신』(演出:鹿目由紀)
D『名誉かもしれない、退職/명예로울지도 몰라, 퇴직』(演出:金子賢太朗)
E『パパのパパごっこ/아빠들의 소꿉놀이』(演出:ファン・ユンドン)
*各回の上演順は前後する場合が場合がございます。*上演予定時間:各作品45分〜60分程度。途中休憩あり(15分を予定)

チケット〈全席自由〉

一般前売:4,500円/当日券:5,000円
高校生以下:3,000円*当日要証明書
セットチケット:2,500円(2回目以降の観劇適用。組み合わせ自由)*Corichのみで取り扱い
北区民割引:一般 4,000円/高校生以下 2,500円

*受付開始:開演45分前/開場:開演30分前(予約順整理番号でのご入場)
*未就学児入場不可。
*東京都北区にお住まいの方は、割引価格でお求めいただけます。取り扱いは、ほくとぴあチケットオンライン(WEB/要事前登録)または、北とぴあ1階チケット売場(窓口で免許証・保険証等を要提示)のみ。割引での購入はWEB・窓口あわせてお一人様4枚まで。
*車椅子でご鑑賞を希望の方はチケット購入後、事前に北区文化振興財団(03-5390-1221/平日9:00〜17:00)にご連絡ください。

チケット発売日 2023年6月3日(土)13:00より

ご予約

Corichチケット!(当日精算のみ)お申し込み

Confetti(カンフェティ)
ご予約後、期限内にセブン-イレブンにてチケットをお受け取りください。
※クレジットカード決済の場合、お申込み4日後より発券可。
・WEB予約(要事前登録)お申し込み
・電話予約:0120-240-540(カンフェティチケットセンター)
*受付時間 平日10:00~18:00

北とぴあ1階チケット売場(窓口のみ/10:00~20:00)
※臨時休館日10:00~18:00、全館休館日は休業

ほくとぴあチケットオンラインお申し込み

会場

北とぴあ 15階 ペガサスホール

住所:東京都北区王子1-11-1 TEL: 03-3375-1474
アクセス:https://www.hokutopia.jp/access/
東京メトロ南北線「王子」5番出口直結
京浜東北線 王子「北口」より徒歩2分、都電荒川線「王子駅前」より徒歩 5分

劇場内でのマスクの着用につきまして

劇場内ではマスクの着用を奨励させていただきます。

プレゼントや差し入れ等は、お渡しいただけます。
途中でお帰りになられる方は受付にお預けください。
終演後にロビーにて10分程度面会時間がございます。

企画・主催:
韓国新人劇作家シリーズ実行委員会
共催:
(公財)北区文化振興財団(舞台芸術創造支援事業)
助成:
(公財)東京都歴史文化財団
協力:
アクトレインクラブ 夢工房 FIFTH Units fragment edge SEIL'S academy CHEKCCORI
 
 
コーディネーター:
SEAMI project AccelAsia Inc.
スタッフ:
【制作】鄭美羅、中島祥子 【舞台監督】下谷高之 【照明】川村孝志(ライティングユニオン) 【音響】ナガセナイフ(音ノ屋) 【宣伝美術】 高橋芽美 【票券・当日運営】吉乃ルナ 【舞台写真】横田敦史

韓国新人劇作家シリーズとは

韓国新人劇作家シリーズ写真
韓国新人劇作家シリーズ写真2

韓国新人劇作家シリーズは、韓国の新人作家の登竜門となっている「新春文芸」受賞作品を翻訳・上演するシリーズです。今回で2012年にスタートし、第7回目を迎えます。

将来の韓国演劇を担う才能を日本で紹介し、観客と共に日韓の演劇の未来を考えること、また受賞作に通底する“社会を鋭く見つめる視点”を通して、現代社会の抱える問題を観客と共有し国際相互理解を深めることをねらいとしています。

*新春文芸とは…
韓国では、毎年「新春文芸」と冠し、各新聞社が新作を募集し、元旦に小説、詩歌、児童文学、戯曲の大賞が各社から発表されます。さらに戯曲は受賞作品が同年の秋に著名な演出家の演出で上演され、劇作家への登竜門として人気が高く、毎年二千を越える応募があります。今日、韓国で活躍する劇作家のほとんどは、この「新春文芸」受賞者です。

第6弾
第5弾
第4弾
第3弾
第2弾
第1弾

第6弾(2021年5月) @北とぴあペガサスホール 共催:(公財)北区文化振興財団(舞台芸術創造支援事業)
「今日とは違いますように 」(2017年ソウル新聞新春文芸戯曲部門受賞) 作:ジョ・ヒョンジュ 訳:金世一 演出:吉村ゆう
「家族芝居」(2019年韓国劇作家協会新春文芸戯曲部門受賞) 作:ホン・ジニョン 訳・演出:金世一
「たいまつ」(2017年韓国劇作家協会新春文芸戯曲部門受賞) 作:イム・ジニョン 訳:金世一 演出:ヤン・ヒョユン
「親切なエイミ先生の一日」(2018年東亜日報新春文芸戯曲部門受賞) 作:イ・スジン 訳:李知映 演出:鈴木アツト
「名誉かもしれない、退職」(2017年慶尚日報新春文芸戯曲部門受賞) 作:キム・ヨンミン 訳:李知映 演出:ファン・ユンドン
「この人生をもう一度」(2019年韓国日報新春文芸戯曲部門受賞) 作:チャ・イニョン 訳:金世一 演出:島村和秀

第6弾サイトへ

第5弾(2018年5月) @北とぴあペガサスホール 共催:(公財)北区文化振興財団(舞台芸術創造支援事業)
「本当だって」(2014年韓国戯曲作家協会 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:イ・ウンソル 訳/演出:金世一
「感染」(2016年慶尚日報 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:イ・ソンホ 訳:金世一 演出:荒川貴代
「恋愛日和」(2014年朝鮮日報 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:キム・ドギョン 訳:李知映 演出:吉村ゆう
「プラメイド」(2015年ソウル新聞 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:ソン・ギョンファ 訳:李知映 演出:鈴木アツト

第4弾(2016年10月) @笹塚Blue-T
「一等兵イ・ユンクン」(2013年 東亜日報 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:チェ・ジュノ 訳:金世一 演出:荒川貴代
「401号 ユンジョンのとこ」(2013年 釜山日報 新春文芸 戯曲賞受賞) 作:チョン・チャニャン 訳:中塚絵美子 演出:鈴木アツト

第3弾(2015年3月) @タイニイアリス 助成:アーツカウンシル東京
「童話憧憬」 (2013年韓国日報新春文芸戯曲部門受賞) 作:キム・ソンジェ 訳 :金世一 演出:荒川貴代
「憂鬱郡悲し村老い里」(2013年朝鮮日報新春文芸戯曲部門受賞) 作:イ・ミギョン 訳:李知映 演出:鈴木アツト
「とんでもない同居」(2013年ソウル新聞新春文芸戯曲部門受賞) 作:イム・ウンジョン 訳:中塚絵美子 演出:吉村ゆう

第2弾(2013年11月) @タイニイアリス
「変身」(2010年 新春文芸賞戯曲部門 ソウル新聞賞 受賞作) 作:イ・シウォン 訳:李知映 演出:荒川貴代
「罠」(2012年 新春文芸賞戯曲部門 韓国日報賞 受賞作) 作:ホ・ジンウォン 訳:金世一 演出:鈴木アツト
「ピクニック」(2012年 新春文芸賞戯曲部門 アジア日報賞 受賞作) 作:キム・ナユル 訳・演出:金世一

第1弾 (2012年11月) @タイニイアリス
「秋雨」 (2012年 新春文芸賞戯曲部門 釜山日報賞 ノミネート作) 作:ジョン・ソジョン 訳・演出:金世一
「パパのパパごっこ」(2011年 新春文芸賞戯曲部門 釜山日報賞 受賞作) 作:オ・セヒョク 訳:金世一 演出:荒川貴代
「一級品人間」(2010年 新春文芸賞戯曲部門 アジア日報賞 受賞作) 作:イ・ナニョン 訳:李知映 演出:鈴木アツト